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鍛える筋肉を意識すると筋トレ効果は向上する?

「筋トレ中は鍛えている筋肉を意識しなさい」
これはよく言われるフレーズであるが、実際のところどうなのであろうか。
結論から言えば、トレーニング種目の動作中において、鍛える筋肉を意識するか、しないかで筋トレの効果に差が出る。
一回一回のトレーニングでは、ミクロレベルでの差ではあるが、トレーニングを積み重ねていく中で、筋肉の成長には違いが出てくるのである。

 

ネガティブ動作を意識して筋トレ効果アップ?筋肉痛と伸張性筋活動?

トレーニング後、24?48時間後に発生する筋肉痛を「遅発性筋痛」という。
遅発性筋痛は、筋組織と結合組織が損傷し炎症反応がおこることで発生する筋肉痛である。
この損傷は主に筋肉が伸ばされながら力を発揮する「伸張性筋活動(エキセントリック・コントラクション)」により筋組織と結合組織の微小な断裂によって起こるとされる。
伸張性筋活動は、どのようなときの動作で生じるかというと、例えばベンチプレスで拳上した重量(バーベルなど)を胸に下ろしていく動作、アームカールで肘を伸ばし重量を下していく動作の時に生じる。
この動作のことを「ネガティブ動作」という。