今回は、大胸筋じゃな。
大胸筋といえば、男性諸君にとっては”たくましくしたい”人気筋肉のひとつであるな。
でも女性にとっても非常に重要な筋肉なんじゃよ。
大胸筋は、鎖骨、肋骨、胸骨、上腕骨の上部で繋がっており、胸の全面を覆う大きな筋肉なんじゃが、
大胸筋を鍛えることは男性にとっては、たくましい胸板の実現、女性にとっては加齢に伴う乳房の垂れ下がりを防ぐことになるんじゃ。
垂れ下っていいもんっ ていう人は別じゃが、やっぱり女性にとって美しいバストを保ちたいというのは少なくともあるんじゃないかな。
ちなみに、大胸筋は”大きな胸の筋肉”だから大胸筋じゃ。そのままんまじゃな。
では、垂れ下がり防止の理屈を”のり”に例えて説明しよう。
接着の悪いのり と 良いのり
接着の悪いのりだとどうなるかな?
すぐに、はがれちゃいます。
ふむ、そうじゃな。
この場合、筋力が弱い筋肉ということになる。
弱いから、乳房を支えきれなくて垂れるということじゃな。
じゃあ逆に、接着の良いのりはぴったり着いてはがれないじゃろ。
これが、筋力の強い筋肉。
つまり、内側から乳房をしっかりと支えてくれいるんじゃ。
それに加えてバストの上の筋肉がバストをしっかりと固定してくれんじゃよ。
また例えになるが、ピーンと張った釣り糸であれば乳房を支え固定できるが、ゆるい釣り糸だったら支えが弱いため垂れてしまうよね。
なるほど。
大胸筋を鍛えることは男性に多くみられるんじゃが、実は女性もしっかり鍛えることが、いつまでも良いスタイルを保つためには重要なことなんじゃよ。
でも、男みたいにモリモリになったらどうするんですかー??
ふむ、ごもっともな質問。
結論から言うと、よっぽど激しいトレーニングをしなければ、モリモリになる心配はない。一般的に男性と同じトレーニングをしたとしても男性と同じくらい筋肉が付くことはないんじゃよ。これは、女性ホルモンと関係してくるんじゃが、話すと長~くなるので「筋肥大の仕組み」で解説することにしよう。
さてさて、女性にも大胸筋のトレーニングが大切なことが分かったところで、次にいくとしようかの。
なんか、先生やらしい目になってましたよ(-o-)
無意識じゃ。。。
さて、大胸筋の働きを解説しよう。
大胸筋は、腕を肩の高さに上げてカラダの内側に向かって動かす動作、下に下げた腕を前に押しだす動作などで使われる筋肉じゃ。また、ウエイトリフティングなど高重量のものを持ち上げるときにも使われる。
大胸筋を鍛えることで、腕の振りが早くなったり、押したり、押し倒したり、また上体が安定するといった効果があるんじゃ。
あらゆるスポーツにとって重要な筋肉の一つであると言っても良いな。
まあ、スポーツマンの場合は、練習や試合を行うことでその種目特有の生きた筋肉が自然と付いてくるものでもある。逆に筋トレをする場合は、その種目で必要な筋肉はどこなのかきちんと把握してトレーニングしないと自分がやっているスポーツにとっては無駄な筋肉となってしまうから注意する必要があるの。ただ、不必要に大きな大胸筋の場合は、階級制種目などにとってマイナス要素になってしまうが、適度に大胸筋を鍛えれば、様々なスポーツでプラスに働くことは確かだろう。
ただ、ボディービルダーやカラダの大きさで勝負するスポーツの場合は、相当なトレーニングをして全身の筋肉を大きく大きくしていかんといかんな。ボディービルは、筋肉の大きさ、形、バランスなどを競うスポーツなのだから筋トレが主要な練習の一つなんじゃよ。他のスポーツにおける筋トレの目的が”パフォーマンスの向上”であるのと大きく違うところじゃな。
ボクシングでサンドバックを叩く、スパーリングをするといった練習がボディービルでは筋トレになるということじゃ。
もちろん、厚い胸板、乳房の垂れ防止、健康維持・向上などを目指す場合は、なりたい自分をイメージし、筋トレ自体が試合のつもりで精一杯、楽しくトレーニングを行って欲しい。ボディーデザインが目的なのじゃから必要な筋肉、不必要な筋肉という概念は存在しない。自分にとって必要のない筋肉と思えば、その部分はトレーニングしなければいいだけだからの。
まとめ
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