健康への第一歩は「笑顔」から
介護福祉に関わる仕事は肉体的、精神的に負担を強いられる内容であることは周知の通りです。
不規則な労働条件、低賃金、一人当たりの負担増大など介護に携わっている方達の悲鳴は日に日に増大しています。
介護者の生活、健康を守る立場であるはずの介護福祉士やヘルパーが肉体的・精神的ダメージを受け、健康状態が悪化するといった悪循環がいま現場では起こっているのです。
さて、このような状況の中、米国心臓協会(AHA)では、介護福祉士に対し、こんな助言をしています。
(1)1日に数回、短距離を歩くだけでもよいので、運動を生活の一部に取り入れる。
(2)健康的な食事やスナックを摂取する。全粒粉、赤身肉、果物、野菜など、心臓の健康に良い食品はうつ病を寄せ付けない。
(3)1日に数分間でよいので、音楽を聴く、本を読む、熱い風呂に入るなど、自分が喜びを感じたり、リラックスできることを日課に取り入れる。
(4)できるだけ笑うよう心がける。
(5)たとえ1時間程度でも、日常から離れて自分だけの時間を毎週持つようにする。
(6)うつ病の兆候を見逃さないよう注意し、治療は迅速に行う。
(7)常に頭を整理し、物事を把握し、押しつぶされないよう努める。
これは、介護に携わる者だけでなくストレス社会に生きる私たちすべてに当てはまります。
あなたの健康は、あなただけのものでありません。
心配させないように、まずは簡単なことから初めてみましょう。
「できるだけ笑うよう心がける。」
これならいつでもできるし、今からでもできそうです。
「最近あまり笑ってないな〜」って人はぜひとも笑ってみて下さい。
あなたが笑顔なら、周りの人にも笑顔が連鎖し、よい循環が生まれるのです。