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速筋と遅筋について

筋肉の仕組みで学んだ筋繊維には、その性質の違いによって2種類あるんじゃよ。

 

「速筋(そっきん)」と「遅筋(ちきん)」じゃ。

 

この2種類の筋繊維が混ざり合って筋肉を構成しているのじゃよ。

速い筋肉と遅い筋肉???なんか難しそうですね。
まあ、身構える必要はない。それぞれ対照的な働きを持つ筋肉ということを理解すればよいからの。

 

では、説明するとしよう。

 

「速筋」は、瞬間的に大きな力を出せる瞬発性に優れた筋肉で、短距離走やウエイトリフティングなどで、この「速筋」が活躍するんじゃ。このことから言えるのは、瞬発力を必要とし、得意とする種目の選手は、「速筋」に優れていることになる。

 

速筋は、糖質をエネルギー源とするんじゃが、その糖質は筋肉中に少ししかないため短時間の内に消耗してしまうんじゃよ。
だから、大きなパワーをずっーと出し続けることはできないんじゃ。
いざと言うときに力を発揮する筋肉が「速筋」じゃな。

そのため、普段の生活の中であまり速筋は使われることがないんじゃ。
電車に間に合わない場合などに駅までダッシュしたり、すごく重たいものを持ったり、高いところからジャンプして着地する時、ころびそうになって手や足でバランスを整える時などに活躍する筋肉なんじゃ。
温存型の筋肉となる。

 

また、筋肥大を目指す場合は、高い負荷でトレーニングをする必要があるため、瞬間的に大きな力を生み出せる「速筋」を使うんじゃよ。
つまり、ウェイトトレーニングで鍛えられるのは、もっぱら速筋なんじゃ。筋肥大については少々長くなるので、筋肥大の仕組みで学ぶことにしよう。

 

さて、速筋は普段あまり使われないと言ったが、普段使われる筋肉は何かと言うと、それが「遅筋」。別名を色が赤いことから「赤筋」とも言う。
遅筋は全筋量の70%〜80%を占めており、カラダ全体のエンジン的な役割をしているんじゃ。

 

「遅筋」は、大きな力は発揮できないが、長い時間運動を続ける時に大活躍する筋肉なんじゃよ。
主に有酸素運動時に使われる筋肉が「遅筋」で筋肥大はほとんどしない。その代わり、遅筋を鍛えることでよりエネルギーを生産できる筋肉になっていくんじゃ。これは、どういうことかと言うと、より多くの脂肪をエネルギーとして利用できるようになるということじゃ。さらに言うと、有酸素運動を続ければ、運動中に脂肪が燃え、さらに遅筋も鍛えられる。これで太らないカラダ作りの好循環サイクルが出来上がるんじゃ。

「有酸素運動=脂肪燃焼=遅筋を鍛える」といっていいじゃろな。
脂肪が気になる人は、まずは有酸素運動を行うことが得策じゃ。じっとしていないで、まずは軽い運動からはじめてみよう。
でも、続けんと効果はないぞ。

 

さて最後に少し話がそれるが、よく女性からトレーニングしてマッチョにならなのか質問を受けることがある。
結論から言うと、遅筋を使う有酸素運動ではいくらやってもマッチョにはならないんじゃ。これは男も同じじゃ。
筋肉を大きくするためには、ウエイトトレーニングで「速筋」を鍛えないとダメなんじゃよ。この場合もよっぽど激しいトレーニングをしない限り、女性が男性のようにマッチョになる心配はない。
女性でもモデルのようなカラダになりたければ、脂肪を燃やす有酸素運動と美しいボディーラインを実現するウェイトトレーニングをきちっとこなすことが必要じゃよ。女性はもともと筋肉量が少ないため、ハードなトレーニングがちょうどよいとも言われておるから考えすぎず、まずは気持ちよくトレーニングして欲しい。

 

おっと、わしが一人でしゃべりまくったが、まさるくん理解できたかな?

はい、たぶん・・・・・
。。。

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まとめ

  • 「速筋」は、瞬間的に大きな力を出せる瞬発性に優れた筋肉
  • 速筋は、糖質をエネルギー源とする
  • 大きくなる(肥大する)筋肉は、「速筋」である
  • 「遅筋」は、長い時間運動を続ける時に大活躍する筋肉
  • 遅筋は、脂肪をエネルギー源とする